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(寓話)「酔っぱらい」と「元・白菜」 

昨夜から台所が生臭かったのだ。
きっと先日から自炊っぽいことを続けていたからだ。
で、換気扇を回して臭いが抜けるのを待った。
酒を飲みながら。

一缶空けた。次を取りに台所に戻ったら、まだ臭い。
おっかしいなー、と酔った目で足元を見た。
コンビニ袋にくるんであった白菜の半玉。
袋の中で黒くなって水が出ているのが透けて見えた。

・・・これだ、臭いの元は。傷んだ白菜のせいだ。

(※ちょっと汚い話になります。苦手な方はご容赦ください。)
白菜なら一週間は大丈夫だ、と冷蔵庫に入れなかった。
その間に鍋でもして食えばいいんだと油断していた。
きっとそれが悪かったんだろう。

傷んだ白菜を前に
なんだか無性に申し訳なくなった。
食ってやればよかった、と罰当たりな気分である。
「ごめんなさい、ほんとにごめんなさい」
と酔っぱらい(自分)は何かに謝りながら
ズルズルの白菜を直接トイレに流した。

いくらズルズルとはいえ、半玉の白菜は大きい。
トイレにそのままでは到底流れてくれない。
ブラシでずぶずぶ潰しながら、少しずつ水を出した。
水が溜まってはずぶずぶ、溜まってはずぶずぶ。
しばらく続けるとブラシに白い繊維が絡まった。
「ごめんなさい、もう流れてくださいって」
これだけ謝っても許してくれないのが白菜の恨みか、と
必死でブラシを押し込む酔っぱらい(自分)。

ふとブラシに絡まる繊維を見ると
それは元・白菜ではなく、うすいビニールだった。
スーパーのレジを出たところにある、ロールのやつ。
ブラシで細く破れていたのだ。
そういえばコンビニ袋に入れる時に包んだな、と思い出す。

酔っぱらい(自分)は、
まだ便器の奥に残っているビニールを
素手でするすると引き上げた。
躊躇せず、素手で。

ビニールを取り除いたら、元・白菜は勢いよく流れてくれた。

そのとき、酔っぱらい(自分)の心に
白菜に対する感謝の気持ちが沸き起こった。
流れなかったのはこのビニールのせいだ。
そのままにしていたら、のちにきっと詰まっただろう。
それに気づかせてくれたのだ。流れない元・白菜が。
躊躇せずに便器に素手をつっこんだのも、
きっと白菜が自分にそうさせたのだ、と思った。

「ありがとうございました」
酔っぱらい(自分)は白菜への思いを声にした。
便器から素手で引き揚げたビニールを捨て
洗面台で丁寧に手を洗いながら。


今日もまだ、台所は臭い。
でもそれはあの白菜からの戒めなのだ。
そう肝に銘じて、もう少し、この臭いガマンします。

食べものは、大切に。

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なんとなく、バラバラにした○○をトイレに流して証拠を隠滅しようとしているイメージがwww
[2008/09/28 09:58] takupe [ 編集 ]

>takupeさん
お世話になってます!
ちょ、不穏なコト言わないでくださいよw
[2008/09/28 12:09] アマニョ [ 編集 ]

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